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　世界のエステ

美しさの憧れは万国共通

インド　
アーユルベータ

インド３５００年の歴史を持つ。人の体の中にはヴァータ（風）ピッタ（火）、カパ（水）という３つのエネルギーが存在し、これらがバランスを保つことが健康の秘訣とされています。ゴマ油を使ったマッサージでアーマ（毒素）を排泄していったり、額（気入り口とされる）にゴマ油を注いだりするトリートメント法。

フランス
タラソテラピー

タラソテラピー（海洋療法）発祥の地ミネラルは身体の組織、肌に優れた効果があります。タラソテラピーは１８６７年フランスの医師「フ・ボナルディエール」が人の体内成分に近い海水成分が人体に好効果をもたらすと確立したことから始まりました。フランスには８０箇所以上のタラソテラピーセンターがあり、専門医・療法士によって施され、保険が適用されています。美容のみならず治療として多く利用されているのです。

イスラエル
死海の塩

スラエルの海抜マイナス３９４メートル.
塩分の終着地で通常の海水の１０倍といわれる塩分濃度です。人が海に浮かぶ映像を見たことがあるのでは。高濃度のミネラル成分により皮膚の新陳代謝をあげたり、細胞を蘇らせます。また、浸透圧の関係から余分な水分を排泄させむくみにも優れた効果があります。クレオパトラが死海周辺に美容施設を建てていたのも頷けます。フランスに多く、日本にも輸入されています。

アメリカ・アリゾナ州
ストーンテラピー

古代よりアメリカのインディアンの間でおこなわれていた石から大地のエネルギーを取り入れる自然療法。火山岩である玄武石（黒）と大理石（白）を温・冷効果的に置いたりツボ刺激しながらマッサージしていきます。火山岩は強い磁力を持ち、身体のエネルギーを循環させ心身のバランスを保つと考えられています。

イギリス
アロマテラピー

アロマテラピーという言葉はフランスのモーリスガットホォセ氏に命名されましたが、その後イギリスのマルグリットモーリー夫人によってホリスティックアロマテラピーが始まりました精油を植物油に希釈してマッサージすることで心身のバランスを正常にしようとするものです。現代の日本のアロマテラピーはイギリスからきたものです。
オーラソーマ式カラーセラピーも１９８４年イギリスでヴィッキーウォール夫人が始めたものです。選んだカラーボトルから心と体のアンバランスを解き明かし癒しの効果をもたらすという神秘的な代替医療（オルタナティブ・メディスン）です。

インドネシア・バリ島
バリ式オイルマッサージ

１７世紀のジャワ王室で施され、王族～庶民へと広まりました。以来ジャムウ（インドネシアの漢方）と併用して治療の補助とされてきました。熱帯地方のフルーツ、スパイス、花などを使って心と体に働きかけるトリートメント。赤道に近い為、皮膚が乾燥しやすく常に体の内側、外側から油分を補う必要があったともいわれています。インドネシア料理に脂が多く使用されるのもその為です。クリームバスも評判です。

エジプト

古代エジプトでは様々な美容法が既に存在していました。ミイラを作る時にシダーウッドなどの精油が使われていたり、化粧品としても精油が使われていました。（のちのアロマテラピーの根本）また香水の発祥の地ともいわれています。アイシャドーもエジプトから。蚊などの虫が多い暑い気候、皮膚の一番柔らかい瞼を守るために虫の嫌がる香料を溶かした油を塗ったそう。壁画には足をマッサージ（現代のリフレクソロジーの根本）もみられます。クレオパトラの存在も含め非常に美に進んだ国であったことがうかがえます。